生命保険の内容について:
生命保険の主契約の種類その3

ここでは主契約を組み合わせたタイプの保険を取り上げてみます。

定期付終身保険・・・1990年代各保険会社の主力商品として売られ、現在でも多くの加入者の方がいらっしゃる定期付終身保険について見ていきたいと思います。定期付終身保険とは終身保険契約を基として定期保険を特約の形で付けた保険です。正式には「定期特約付終身保険」と呼びます。定期保険は終身保険に比べ掛け捨て型、更新型であるために比較的保険料を安く抑えることができます。一方終身保険は貯蓄性が高く保険料は高額となります。
定期付終身保険では、この二つの保険を組み合わせる事で、まず定期保険の部分で一定額の保障を確保します。例えば子供が成人するまでは万一の場合はしっかりとした保障を得るなどのプランです。また終身保険の部分でご自身が一生涯必要となるであろう保障をカバーするという内容になります。上記の例で考えれば子供が成人するもしくは大学卒業年や高校卒業年までに必要な保障額が2000万円だとすると、同じ2000万円の保障を終身保険のみで確保するより定期保険で確保するほうが保険料を低く抑えることができるのです。
また組み合わせは定期保険を特約として付加するものだけではなく、収入保障保険や三大疾病保障保険などを特約として付けている商品もあります。
この保険の特徴は、契約者にあわせたプランを作成しやすく、比較的安い保険料で必要なときにはしっかりとした保障を受けることができる点です。
ただし注意しなければならないこともあります。大きな保障を受けることができるのは定期保険の部分が含まれているためなのですが、定期保険の部分は更新型となる点です。更新すると保険料は上がってしまいます。このことを理解していないと更新時にトラブルになることも考えられます。高額保障はあくまで一定の期間であって一生涯にわたって続くわけではないのです。

アカウント型保険・・・保険会社によっては利率変動型積立終身保険などと呼ばれることもあります。この保険は比較的新しい保険でアカウント=口座、つまり銀行の預金口座に似た積立金があるのが特徴です。契約者が支払う保険料は積み立て部分と定期保険や医療保険などの保障部分にわけて使われます。積立金は利息がつき保険期間満了時に終身保険や年金として受けとることができます。また積立金は急な出費が必要となったときは自由に引き出すことができ、保険料などにも当てる事もできます。定期付終身保険ともっとも異なる点はこのような積立金の自由度が高い点です。
2000年以降各保険会社が主力としているアカウント型の保険ですが、もっとも注意しなければならない点は、主契約が更新型の場合です。更新型の場合初めの保険料は低く抑えることができるのですが、更新時は保険料が増えます。この増えた保険料を、積立金で支払うタイプのものは、一生涯保険料がかわらなくても、実際には積み立て部分のお金が使われていくものがあります。結果として満期時に終身保険や年金などに移行する積立金が十分ではなく、満足のいく保障がうけられなく可能性があります。もちろん、契約時に十分な説明を受け納得した上で契約するのであればなにも問題はないのですが。

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